2012.9.25 クトロヴァッツ コンサート町田公演の感想            濱田裕子さん(吉田つとむの研修生・第30期)
<準備期間>

 
 私は吉田さんの元でインターンを始めてからチケットを売ることとコンサートの宣伝に携わった。チケットを売りさばくのは中々思い通りに行かなかったが、コンサート一か月前くらいよりまたエンジンがかかり当日にはほぼ完売という嬉しい数字を見ることができた。実行委員会での2回の集まりでは当日運営が上手くいくように意見を交換し合いチームとして皆の目標を確かめ合うことができたと思う。

<当日>
 さぁ、長い準備を経て当日を迎えた。雨も心配されたがコンサート前には晴れ、「よかった」という安堵と「やっとこの日がきた」という楽しみに胸を弾ませていた。私は早めに行き演奏者クトロヴァッツのリハーサルを後方から見させてもらったがお二人が兄弟ということもあり互いに率直な意見をぶつけ合い何度も同じ箇所をやり直し直前まで強いこだわりを見せていた。音楽に真剣に向き合うお二人の姿から私も自然と気が引き締まり「絶対成功させよう」と強く思った。さて、会場の時間が過ぎるとあっという間で、モーツァルトの優しく美しいメロディで開演となった。クトロヴァッツは町田ホールいっぱいに豊かな色彩の音を響かせ、お客様も自然と口元が柔らかくなり体が乗っている印象を受けた。前半はクラシックがメイン、後半はジャズやリベルタンゴなど多くの人がどこかで耳にしたことがあるような曲目で組んであり、最後まで飽きずに楽しんでいただけたのではないだろうか。アンコールで日本の曲「ふるさと」が弾かれた際には、メロディがわかったとたんに会場から拍手がおこっていた。当日は小学生から幅広い世代の方にご来場いただき、「よかったわ~」と満足そうなお声も聴けたし、アルバムを買った方へのサイン会も大盛況で、お客様の表情から好演ぶりが伺えた。

 この後、関係者でクトロヴァッツをお招きして懇親会をしたのだが、こちらも直接本人とお話しできて非常に楽しかった。私も通訳をして周りの人との会話を少し手助けでき、クトロヴァッツのことを色々知れた。会話中で、ここ町田でのコンサートは雰囲気もよかったとおっしゃっており、「日本、特に東京にはたくさんの良い演奏会用のホールがあるからもっとたくさんの人に気軽にクラシック音楽を楽しんでもらいたい。そして音楽は詳しいとかプロフェッショナルであるとかより、音楽を愛する気持ちが一番大切だ。」と教えて下さった。町田という街についても興味を持って下さり人口や面積、どんなところなのか等簡単に紹介し、向こうもオーストリアのことや音楽についても優しく教えてくれて人の良さが滲み出ていた。

 こう思い返してみると本当にあっという間だったが、お客様と同様私も楽しかったという思いが強い。良いもの、感動を900人弱という大勢の方と共有できた時間は掛け替えのないものである。そして、クトロヴァッツの音楽への真摯な姿勢とプライベートでのフレンドリーさに私も一ファンとなり、当日のことを思い出しては今でも幸せな温かい気持ちになっている。



 記:濱田裕子さんは、私の研修生として2012年4月期からインターンとなっていました。とても明るく、何事も前向きの性格です。恐らく、社会人になればその素質はさらに伸びていくことでしょう。途中開催した実行委員会でも、会議をリードする役割を担ってくれました。
                          クトロヴァッツ コンサート町田実行委員会 代表 吉田つとむ 

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