05.04_1 ガソリン税、ガソリン価格の動向
<前書き>
 ガソリンの暫定税率の適用を廻って大きな議論になってきました。4月にそれが失効し、4月末には衆議院の再議決によって、5月1日から元に戻りました。ゴールデンウイーク中ということがあって、ドライバーにも大きな関心を呼んでいます。

 ガソリン税の暫定税率分(2兆6千億円)を本来の道路に使うか、それとも一般財源に使うか、この問題が大きな選択肢になるわけですが、暫定は50年も経過した今、廃止するべという考え方もあります。もちろん、道路建設の縮小が前提の考えでしょう。他に、この際、軽油と同じくガソリン税を地方税に転換するべきとの考えも出てきました。可否は別として、今後、有力な意見になるものと思います。

 私は、与野党の激突を見ると、両者の意見を歩み寄らせて、ガソリン税の税率を一定引き下げる。道路建設費に当てる費用はその分引き下げる。もちろん、国土交通省関係の余分な支出は大幅にカットすることは前提として、消費者に向けて政治の方向を転換するのが当面の施策としてふさわしいと考えています。

 以下、ブログや掲示板に書いた記事を採録しました。

<目次>
2008年01月12日19:44 カテゴリ 一般情報 「ガソリンは安くならないか」、安くなる期待
 → 1. アイシティkofu 2008年01月14日 16:36
  → 2. 自民党の骨のある議員はあなたでは無さそう 2008年01月14日 16:40
  → 3. 吉田 つとむ 2008年01月14日 20:32
  → 4. 地方都市在住者 2008年05月04日 18:46
  → 5. 吉田 つとむ 2008年05月04日 20:33
2008年01月30日22:06 カテゴリ メディア・報道 ガソリン税などの延長法案は取り下げ、会期内審議の約束
(掲示板) いよいよ、ガソリン値下げがスタート 投稿者:吉田 つとむ 投稿日:2008年 4月 1日(火)10時15分35秒
(議論掲示板) いよいよ、ガソリン値下げがスタート - 吉田つとむ 2008/04/01 (Tue) 10:20:41
(掲示板) ガソリン税抗争と一般の暮らし&政治家の主張 投稿者:吉田 つとむ 投稿日:2008年 4月 4日(金)10時58分2秒
2008年04月02日23:42 カテゴリ 気になること 充電日記(見たこと聞いたこと)
2008年04月30日23:07 カテゴリ 私の意見 気になること 暫定税率と東京都の独自課税案
2008年05月01日18:36 カテゴリ 気になること 元に戻ったガソリン税と上乗せの販売価格

2008年01月12日19:44 カテゴリ 一般情報 「ガソリンは安くならないか」、安くなる期待


 「ガソリンは安くならないか」、こうした質問を受けることがあります。実際には、「ガソリン税が安くならないか」という政治的な要求をもった主張です。実際には、それ以上にドライバーの中にはメディア記事を体験で分析して、意見を展開される例もあります。その意見の大半の見地は、ガソリン税の今の特例(53.8円)を撤廃して、元の税額(28.7円)に戻す考えです。

 この特例は、ウィキペディアによると、<1970年代のオイルショックを機に、暫定措置として「租税特別措置法」が成立、租税特別措置法第八十九条第2項により、 揮発油1キロリットルにつき、揮発油税が48600円となった。この項目は、30年間以上延長されており、2008年3月31日をもって失効する。>としており、今期の国会で、再延長されない限り、もとのガソリン税に戻るものです。

 これだとまさに民主党の主張にそったものです。ただし、実際には、ガソリン税を倍額にしている租税特別措置法が失効すると、ガソリン税収入が約2兆6千億円も減収となり、来年度予算編成の見込みが立たなくなります。
 与党は、来年度予算編成に対応して、この延長を求める法案を提起しますが、野党の大きな抵抗にあいそうです。「新テロ法」成立以上の混乱が予想されます。なぜなら、ほぼ大半の国民がこのガソリン税の特例分撤廃を期待しているためです。このまま、突入すると与党は時期の選挙で手痛い目にあうこと必定と見なされています。
果たしてそこまで行き着くのか、他に手立てはあるのか、新たな工夫が出てくるのではないでしょうか。つまり、民主党の中にも「道路建設」を求める意見があり、必ずしも民主党の意見に組しない議員もあるようですので、その間に合意が成立する可能性があるというものです。

 結論的に言うと、両者の意見を足し合わせ、中を取るのが筋道ではないかと思われます。つまり、急に道路の財源を削減することも出来ず、なにも減税しないでは後の反撃が怖い、というものでしょう。与党側にとっては、国民生活の税負担を軽減するというスタンスを取ることが予想されるわけです。なお、これは単に、ガソリン利用者=ドライバーの意見でした。

  1. アイシティkofu 2008年01月14日 16:36

Tax on Tax 問題と言われるガソリン税に消費税が上乗せされている店頭価格(総額表示)の問題を解決すれば、2円程度は安くなると思います。
その点からまず手をつけることが現実的では無いかと思います。
事業者側としての消費税納付方法に問題があるらしいのですが、私は良く理解できていません。
Tax on Tax にはなっていない元売り-小売もあるようですので、国税庁などにしかるべき方法で情報を開示させることができるはずです。

  2. 自民党の骨のある議員はあなたでは無さそう 2008年01月14日 16:40

評論家は求められておりません。

残念ながらあなたには無理そうですね。

そろそろポスター剥がしましょうよ。。

  3. 吉田 つとむ 2008年01月14日 20:32

 過去に私は「ガソリン価格」問題に関して、大きく関わったことがあります。それは、第2次オイルショックの時期に、スタンドの日曜営業を求める運動の支援をしたこと、あるいは「代替ガソリン」輸入問題と税制改正、ガソリン輸入自由化運動と輸入プロジェクトには直接関わったことも多くありました。(詳しくは、別の機会に記述)

 上記の経過もあって、ガソリン価格の問題は、一貫して身近な問題と理解してきました。ガソリン税は国政で決定する事ですが、関心深く見つめています。

 それにしても、吉田つとむのポスターに関する記述、存在自体が何がそんなに気になるのでしょう。私を気に入らない人はそれを無視していれば済むことです。もっとも、実際にはそのポスターを一部の地区では剥がしまわっている人物もいますし、その不明な犯人に怒っている地主さんもあります。そのうち、どこかで当方の有志によって犯人が発見されるでしょう。

  4. 地方都市在住者 2008年05月04日 18:46

今日のバンキシャで、「ガソリンの値段が上がれば余分な車が走らなくなるから良い」という、とんでもない発言がされていた。
このような意見は、電車やバスがひっきりなしに走っている大都市に住む人の意見。
電車もバスもろくに走っていない地方では、買物や、通院や、仕事の足として車を使うしかない。
車は生活必需品。ガソリン代高騰は電気代、ガス代同様に生活に直撃。企業の出費負担も大きくなる。
大都市と地方とでは違う。
東京や大阪などの大都市圏内の電車賃に税をかけて、それを地方の道路整備に充てるべき。

  5. 吉田 つとむ 2008年05月04日 20:33

 地方都市在住者さん 書き込み有り難うございました。

 地方の立場にある意見として、「なるほど」このような意見がなぜ今までなかったのだろうと思いました。

 もちろん、私はガソリン税があるとして、それらを鉄道事業に使うことこそ有益と考えています。本来は、こうした両者の意見の立場が両者論議を重ねることでしょう。

2008年01月30日22:06 カテゴリ メディア・報道 ガソリン税などの延長法案は取り下げ、会期内審議の約束  

 議員立法で提出されたガソリン税などの2ヶ月延長のつなぎ法案は取り下げることになり、当初の政府提案による、暫定税率の10年延長の法案を会期内審議の約束がほぼ担保されました。

 これで、国会審議は正式な論戦として行われることになり、衆参議長・副議長による斡旋が功を奏しました。チキンレースの両者は崖から飛び出してしまったのですが、今回はバンジージャンプのロープがつるされていて、地上に激突しないで済んだようでした。

 これから、じっくり議論がなされ、地方も自前の発想で再検討する機会を持ち、全体としてもっと別な答えが出ることを期待しています。


(掲示板) いよいよ、ガソリン値下げがスタート 投稿者:吉田 つとむ 投稿日:2008年 4月 1日(火)10時15分35秒

 いよいよ、今日からガソリン値下げがスタートしました。もっとも、ガソリン税が蔵出し税(メーカーの出荷時に課税される)税であるため、末端のスタンドでは在庫が暫定税率課税分ガソリンが切れた以降に、引き下げるところもあるようです。

 私自身は、いつも利用するスタンドで価格設定の意向を聞きそびれました。そこで、あと2日分ほどのガソリンが車のタンクに残っています。

 私は前から言っていますが、与野党が一定の税率引き下げで歩み寄って、これからの国会審議を約するほうがベターと思っています。今のままでは、民主党がとにかく国会解散を狙い、また、人事案や日切れ法案を盾に取る可能性があります。もちろん、その手法は芳しいものではありませんが、禁じ手とは言えないものでしょう。

 暫定税率課税を失効させ、ガソリン価格を実質的に2割近く引き下げる事態を生じさせたわけですので、簡単に、衆議院で暫定税率の再議決とはいかないと思います。

 なお、ガソリン価格には私自身、深い思い入れがあります。

 なお、以降の記事は議論掲示板(=吉田つとむ掲示板 http://j-expert1.4.bbs.fc2.com/)に記載しました。

(議論掲示板) いよいよ、ガソリン値下げがスタート - 吉田つとむ 2008/04/01 (Tue) 10:20:41

 掲示板には、「いよいよ、ガソリン値下げがスタート 投稿者:吉田 つとむ 投稿日:2008年 4月 1日(火)10時15分35秒」を書きました。出だし部分は、次の通りです。その記事の最後に次の部分も追加して、お読みいただきたいと思います。

いよいよ、今日からガソリン値下げがスタートしました。もっとも、ガソリン税が蔵出し税(メーカーの出荷時に課税される)税であるため、末端のスタンドでは在庫が暫定税率課税分ガソリンが切れた以降に、引き下げるところもあるようです。

 このガソリン流通価格に関して、私は1980年代に(ガソリンなどの)石油製品自主輸入(自由化)プロジェクトに加わりました。その時の体験から、国政と石油価格には深い関心を持っています。

 当時、政府の行政指導で石油製品の輸出入が実質禁止されていましたが、製品輸入を実現して、ガソリン価格を引き下げる「中小民間事業者」主体のプロジェクトが誕生しました。当時の通産省から圧力がかかり、その取り組みは中断を余儀なくされました。

 しかし、最終的には「大手石油元売」系事業者の石油製品の輸出入は解禁されました。事業を提案した人は外に排除され、行政と一体化した業界はその利益を享受するという事態で今に至っています。

 末端のガソリンスタンドは、その間に翻弄される事態は一向に変わっていません。

(掲示板) ガソリン税抗争と一般の暮らし&政治家の主張 投稿者:吉田 つとむ 投稿日:2008年 4月 4日(金)10時58分2秒    

 ガソリン税の暫定税率の失効を迎えて、ガソリン価格が大幅に引き下がっています。とは言うももの、全国の各所ではそれぞれに違っている、元売の系列ごとに価格体制が異なってという状況です。

 このところ、政治家サイトではこのガソリン価格や税率問題を記事にされています。尾もそろい所では、群馬県太田市の清水市長さんは、移動中に市内の個別スタンドのガソリン価格を観察されているようで、そのレポートがあります。市民のトップとして、ガソリン価格引下げを市民が歓迎する立場を重視されています。つまり、ガソリン暫定税率の失効は国民に混乱を招く、事業停滞するとする主張に対して、そんなことはないと堂々と主張しています。
 太田市長とれたて日記
http://blog.goo.ne.jp/shimizu_ota/
記事 ガソリン代が下がって市民は笑顔
   農協が123円で一番安い

 他方で、前高知県知事の橋本大二郎さんは、価格問題より、地方自治体が自由意志で財政運営できることを願っておられます。単純に、一般財源化すれば財源が国土交通省から財務省に変わるのみとしています。まず、暫定税率分財源を地方に限定することを優先させたうえで、一般財源化するべきだと主張しています。
 <橋本大二郎です>
http://daichanzeyo.cocolog-nifty.com/
関係記事: 社会実験のチャンス(4月4日)

 私は、この際、若干(10から15円の)税率引き下げで与野党の合意を得ることを優先するべきだと主張しています。一に、食品をはじめとする諸物価が高騰する折、政策的に物価引下げが可能なガソリン税の暫定税率を引き下げるのが最も効果的と考えるからです。二つに、この際、財政削減を税の減収実態から見つめなおすことが国民注視の中で可能になっているからです。

 与野党が衆参で勢力が逆転していることをプラスに出来ることだと思っています。
 (吉田つとむブログ1)
 http://blog.livedoor.jp/expert1/

2008年04月02日23:42 カテゴリ 気になること 充電日記(見たこと聞いたこと)

愛用のガソリンスタンドは127円の表示看板 ガソリン価格が大幅に下がっています。愛用のガソリンスタンドは、2日になって127年の表示看板に変えました。1日は旧価格のままだったのですが、丸一日のどこかで差し替えたのでしょう。何かしら、給油する車両が増えた感じです。

 私は、一定量を3月末頃の時点で給油していたので、2日までに継ぎ足す必要はおきませんでした。ガソリン・軽油が安くなったガソリンスタンドの状況がどのようなものか、ともかく見てみようと思っています。

 なお、写真は価格が下がる前に撮影したスタンドです。

2008年04月30日23:07 カテゴリ 私の意見 気になること

 (以下は、チラシの文章を掲載しました。ガソリン税の暫定税率が復活したことを受け、前の文章を修正したものです)

 ガソリン価格は、4月に入って暫定税率分(約25円)が引き下がって120円台でしたが、衆議院の再議決によって、5月から元の暫定税率復活とプラス上乗せ分の価格に上昇することになりました。1ℓ当たり160円台にガソリン価格が上昇する見込みもあり、自動車ユーザーの消費者として残念なことです。

 この間、小麦や小麦を使ったパンや麺類の食料品が著しく値上がりし、これから電力やガス料金の値上げや諸物価の値上がりも目白押しとされています。そうした中で、何か一つでも値下がり品はないか、誰しも痛切な思いです。
 暫定税率の全面復活は勘弁してほしいという要求に対して、ガソリン税の税収で道路建設を必要としている地域も多数ある社会状況では無理からぬこととして、与野党の妥協、合意で国民生活が安定することが何より重要です。何事も既定方針通りにするのでなく、時として、お互いの主張を<分かち合う>努力をなすべきです。

 さて、東京都は国が定める暫定税率が復活しない時はとして、このガソリンに独自課税を検討するとしていました。税法上は、地方自治体が独自に課税すること適法であり、東京都はホテル料金に上乗せする「都税」を課しています。(また、以前には大手都銀に課税する「銀行税」も導入したことがありますが、これは裁判で退けられました)

 東京都のような自治体にとって独自の税収の確保は重要なことですが、道路建設の必要性を、東京においても今一度再検討するべきです。

2008年05月01日18:36 カテゴリ 気になること 元に戻ったガソリン税と上乗せの販売価格

 この間、話題となってきたガソリンの暫定税率の動向は、昨日の国会で暫定税率が復活が決定しました。4月末日に決定して、翌日施行の離れ業でも粛々として実行できるのが、実に日本的な企業業界の対応でしょう。消費者は、昨日の遅くまで満タンを求めてスタンドに列をなしたとのことでした。当方は、昨日の午後の時間に満タン措置を済ませました。

 自分にとっては、それよりチラシ記事をその実態に合わせることを優先し、原稿を修正して、印刷をやり変えました。
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