|
10.27 新銀行東京不良債権増大
追加出資分も不良債権の穴埋めに 東京都が今年になって400億円の追加出資をしたにもかかわらず、新銀行東京の経営は一向に改善していません。新たな不良債権処理のため、この400億円 の一部は棄損する見込みです。都議会は追加出資の予算案を可決した際、「〈東京都が〉棄損させないように監視に努める」と付帯決議をしていますが、自身の 「監視・採決」機能にも責任を持つべきです。 当初の出資金は、無差別融資で消滅 新銀行東京設立に際して、東京都は1,000億円の出資をしています。しかしながら、当初の設立意図とは違い、実質上の無差別融資の繰り返しによって、そ の出資は消滅状態となっています。すなわち、2007年11月30日発表の中間決算では、累積赤字が936億円にも達しています。 新銀行東京は本当に継続すべきか 東京都は、新銀行東京に追加出資をした際、その提携先を模索した上で、経営の継続を求めています。しかし、新銀行東京は、銀行店舗を本店だけに縮小したことや、自行の先行きに不安を感じる優良行員が大量退職したことによって、事実上の機能不全状態になっています。 この環境下では、新銀行東京はその延命を図るより、できるだけ早く、銀行の整理を行うべきだと考えます。都知事や都議会の面子より、これ以上の東京都の税金を投入した不毛な棄損を出さないことを優先させることが肝要です。(10月27日発行の印刷物) |