11.23_3 第13回清渓セミナー講座3《議会改革に取り組む》 

 平成⒛年に開催された超党派の政治家セミナー(清渓セミナー)の第13回目の講座内容です。私は数回遅れてメンバーになり、毎年参加しています。3日間の研修セミナーに参加し、地域活性化、公立病院、議会改革、この国の行方、志のテーマで連日密どの濃い日々を過ごしました。

 いつも、早稲田大学鵬志会の皆さんが協力参加しており、最後にメジュメを提出してくれています。その内容を個別に紹介します。(吉田つとむ)

講座 パネルディスカッション《議会改革に取り組む》
 穂坂邦夫先生がコーディネーターを、パネラーには、北海道栗山町議会議長・橋場利勝先生、福島県矢祭町前町長・根本良一先生、三重県議会議長・萩野虔一先生の3名。

早稲田大学政治経済学部1年 蔡誠さん 作成

 講座Ⅲでは、テーマを「議会改革に取り組む」と題し、三名のパネリストが各々の議会改革についてお話ししました。
 まず、コーディネーターである穂坂邦夫氏が、①議員、議会が変わらなければ地方は変わらない(国がパターナリズム的な政治を行う結果、地方の国への依存が高く、これが変わらないという現状)、②財政が厳しくなれば政治や行政が変わるだろう(住民はいないのに役場は残るという状態にさせない)、の二点を議会改革の根本的な問題として挙げました。

 コーディネーターの講演後、パネリストがそれぞれの議会改革を詳細な事例を交え講演しました。
 まずは、北海道栗山町議会議長である橋場利勝氏が、栗山町議会基本条例について、その経緯と条例をお話ししました。平成12年に地方分権一括法を施行し、13年9月より、議会活性化を図り、議会改革を開始させました。議員定数を減らす、特別委員会を設置し財政の現状や推計を考える、などの改革を実施しました。とりわけ一般会議については、一般市民と議会との対話がとても大事なことであるのだなと強く感じました。平成18年5月に一連の改革の集大成として基本条例が制定されました。

 次に、福島県矢祭町前町長であった根本良一氏が、首長としての立場から議会とどうつきあうか、お話ししました。根本氏は、平成19年に現行の月額制から、目に見える議会活動を行えば報酬を支払うという日当制への大きな転換を図り、地方議会議員のあり方に問題を投げかけました。根本氏は首長の立場から、他のパネリストとは幾分違った観点からの内容の講演をしました。

 そして、三重県議会議長である萩野虔一氏が、三重県議会における改革と成果についてお話ししました。三重県議会では、過半数を占める特定の会派がなく、従って数の論理では議案等が決定されず、理の論理で議会がまとまるといいます。また、会派や、議員がどのような採決を行ったか、などについて情報公開を積極的に行っています。これは、民間との対話を図るためのものであり、やはり住民との交流は地方議会では必要不可欠なものなのではないかと思いました。さらに、萩野氏は議員間討議を生命線だと語り、本会議や委員会における議員間討議を充実させてきました。
 会場との質疑も含め、三時間におよぶ実りある講座でありました。改革は手段であり、何のために改革をするのか、目的を明確にして、地方議会が活性化されればと思います。
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